執行猶予中に支払督促がくると逮捕される?
執行猶予中に何か問題を起こしてしまうと取り消されてしまうことがあるので、細かい問題が該当すると逮捕されてしまうのではないかと不安になりますよね。
借金の滞納が続いて支払督促が届いた場合に執行猶予が取り消されるのではないかと勘違いする人もいますが、そのようなことはありません。
なぜ支払督促を受け取っても執行猶予が取り消されて逮捕されることがないのでしょうか?
執行猶予が取り消される原因は何?
執行猶予とは犯罪を犯して判決を言い渡された場合、一定の期間の間はその執行を猶予し、その期間に刑事事件を犯さなければ、そのまま刑を執行されずに済むという制度のことを言います。
執行猶予には取り消し原因が定められていて、それに該当すると当初の刑を執行するために逮捕されることになります。
執行猶予の取り消し原因としては、期間中に執行猶予がつかない禁錮以上の刑に処せられたなど一定の刑事事件を犯してしまった場合です。
支払督促が届くのはあくまで民事上の請求であり、刑事事件ではないので、執行猶予が取り消されることなく、当然逮捕されるということもありません。
そのため逮捕をされてしまうのではないかという不安を感じる必要はないと言えます。
借金問題はしっかり解決しましょう
支払督促を受けても執行猶予の取り消しをされることはないのですが、だからといって借金問題をおろそかにしていいというわけではありません。
人はお金に困っていると精神的な余裕が無くなってしまうので、いつ執行猶予が取り消されるような刑事事件を犯してしまうとも限らないからです。
そのため少しでも早く返済をして借金問題を解決しておくことが大切であると言えます。
そしてもし自分で借金を返済することが難しいということであれば、債務整理を専門としている弁護士に依頼して手続きをしてもらうのがいいでしょう。
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